主にスモラバのトレーラやダウンショットでの釣果に定評があり、販売元の常吉incの解体により惜しまれつつ廃盤になった、ハンハントレーラーですが、
現在はヤフオク!などのオークションやタックルベリーなどの中古ショップでしか買えない状況です。
またオークションや中古ショップでは定価より高い取引になることもあり根強い人気がある商品です。
そんな、廃盤になってしまったハンハントレーラーの代用(代打)商品を真剣に考えていきたいと思います。
ハンハントレーラーとは

緑のパッケージの(ノーマル)ハンハントレーラー〈全31色〉

赤いパッケージのハンハントレーラーコイコイMAX 〈全21色〉
が販売されていました。
両者の最大の違いは、テール部分で
ノーマルがスプリットピンテール(正式名:リャンピンテール) に対して、
コイコイMAXはツインテール (ツインカーリーテール) になっています。
ハンハントレーラーのパーツ毎のポイントまとめ
※()内は正式名称
ハンハントレーラー
- テール:広角度V字のテール(リャンピンテール)
- ボディ:深く細かいリブ(異形3次曲面リブ)
- ヘッド:大きなタンコブヘッド(チョン掛けセット用ダブルヘッド)
ハンハントレーラー コイコイMAX
- テール:角度の大きいハート型のツインテール(ツインカーリーテール)
- ボディ:深く細かいリブ(異形3次曲面リブ)
- ヘッド:大きなタンコブヘッド(チョン掛けセット用ダブルヘッド)
ヘッドはマス針チョン掛けするためだけでなく、
アクションを最大限に発揮するために前方に重心が来るように設計されていますv。
このテール・ボディ・ヘッドの3つのパーツにフォーカスをあてて、
代打商品の各パーツをそれぞれ3段階でスコアリングしていきます。
代打候補ワーム
ビビビバグ(一誠)
テール:★★
ボディ:★★★
ヘッド:★
合計点:★★★★★★(6点)
何より ハンハントレーラーと同じく村上晴彦さんがデザインした言わば兄弟ワームです。
深くて細かいリブとV字のテール(+αのパーツが付いていますが)に共通点があります。
ヘッドにボリュームはなく、重心は中心から、テールにかけてボリュームがある。
ディトレーター(ゲーリーヤマモト)
テール:★★★
ボディ:★
ヘッド:★★
合計点:★★★★★★(6点)
何より広角度のV字テールが ハンハントレーラーと大きな共通点です。
リブは浅くそこまで共通しませんが腕の部分を切ればかなり似たシェイプになります。
ヘッド部分が太くなっており、ハンハントレーラーと同じく重心が前方に設定されています。
ゲーリー素材のため、ハンハントレーラーには無い、飛距離を伸ばすことが出来るメリットがあります。
シュリンプ(ゲーリーヤマモト)
テール:★★
ボディ:★
ヘッド:★
合計点:★★★★(4点)
ハンハントレーラーと 型はあまり共通点は多くありません。
メリットとしては2インチ3インチとラインナップがありサイズの使い分けが可能です。
テールがハンハントレーラーより長いため、ボディとテールのフォールスピードに差をつけたい場合に適しています。
また、 ゲーリー素材のため、ハンハントレーラーには無い、飛距離を伸ばすことが出来るメリットがあります。
エグバグ(レイドジャパン)
テール:★★
ボディ:★★★
ヘッド:★
合計点:★★★★★★(6点)
形はハンハントレーラーと最も共通点が多いワームだと思います。
細かくて深いリブに V字のテール(+αのパーツが付いていますが) が共通しています。
パーツをカットすれば、ハンハントレーラーの形にほぼマッチさせられます。
C-4シュリンプ(エバーグリーン)
テール:★★
ボディ:★★
ヘッド:★
合計点:★★★★★(5点)
ハンハントレーラーに比べると細身のシルエットです。
重心は前方にボリュームがあります。
長い方の触覚を切ればかなりハンハントレーラーのシルエットの再現性は高いです。
アントライオン(エバーグリーン)
テール:★
ボディ:★★
ヘッド:★
合計点:★★★★(4点)
テールはノーマルとコイコイMAXの間のようなシルエットです。
重心は前方にボリュームがあります。
微波動を発生させるパーツが多く、特にダウンショットでの釣果の評判が高い商品です。
リトルスパイダー(ケイティック)
テール:★★★(コイコイMAX比較)
ボディ:★
ヘッド:★
合計点:★★★★★(5点)
この商品はコイコイMAXのハート型のダブルテールと共通します。
スカート部分はハンハントレーラーには無いパーツですが、小型ジグヘッドをセットすれば、スモラバ+コイコイMAXのように使うことも可能です。
ドライブシュリンプ(OSP)
テール:★★
ボディ:★
ヘッド:★
合計点:★★★★(4点)
ハンハントレーラーより細目のシルエットです。
テール部分はノーマルのハンハントレーラーとコイコイMAXの間のようなフォルムです。
テールの水抵抗が強いため、本体とテールのフォールのスピード差をつけたい時には最適です。
エグジグホッグ(クオン)
テール:★★
ボディ:★
ヘッド:★★
合計点:★★★★★(5点)
ハンハントレーラーと比べるとボディが短く、テールが長いバランスの商品です。
また、テールもハンハントレーラーと比べると太いので、
飛距離よりも、テールのアピールを重視したい場面で使用したいワームです。
Vテールシャッド(DUO)
テール:★★
ボディ:★
ヘッド:★
合計点:★★★★(4点)
ここまではホッグ系・シュリンプ系の商品が多かったですが変わり種のシャッドタイプの商品です。
小ぶりですがV字のテールを持ちスモラバトレーラー・ダウンショットにも定評があるワームです。
また、このワームも自重があるため、飛距離をプラスする効果があります。
順位
あくまでフォルムの共通点の順位ですが、
1位=6点

- ビビビバグ(一誠)
- ディトレータ―(ゲーリーヤマモト)
- エグバグ(レイドジャパン)
2位=5点

- C-4シュリンプ(エバ-グリーン)
- リトルスパイダー(ケイティック)
- エグジグホッグ(クオン)
3位=4点

- シュリンプ(ゲーリーヤマモト)
- アントライオン(エバ-グリーン)
- ドライブシュリンプ(OSP)
- Vテールシャッド(DUO)
まとめ
ここまでハンハントレーラーとハンハントレーラーコイコイMAXの代打商品を真剣に考えてみました。
残念ながら、大きなタンコブヘッド (チョン掛けセット用ダブルヘッド) と完全一致する商品は紹介できませんでしたが、
そのほかのパーツは共通点が多い商品の紹介はできたと思います。
おすすめを一つ選ぶなら、ディトレーター(ゲーリーヤマモト)をおすすめします。
ハンハントレーラー以外にも廃盤になってしまった名作ワームが多数存在しますので、
↓よろしければこの記事もチェックして下さい。
それでは、
たくさん釣れますよ~に!!

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